室住素子(むろずみもとこ,オルガン)

 東京大学文学部美学芸術学科中退.東京芸術大学音楽学部器楽科(オルガン専攻)卒業.同大学院修士課程修了.オルガンを秋元道雄,高浜知左、酒井多賀志、Z.サットマリー、故H.ピユイグ・ロジェに、即興演奏を岳藤豪希の各氏に師事.85年安宅賞受賞.86年、ハンブルク・バレエ団の来日公演でJ.S.バッハ「マタイ受難曲」を東京交響楽団と共演してデピュー.その後、水戸芸術館、サントリーホール、神奈川県民ホールなどのオルガン・プロムナードコンサート、NHK-FMなどに出演、東京都交響楽団とも共演を重ねている.
 89年から97年まで,水戸芸術館音楽部門主任学芸員として、音楽会のプロデュースに携わる傍ら、「市民のためのオルガン講座」「オルガン・レクチャーシリーズ」などの企画では講師として、オルガン音楽の普及に務めた.自ら企画した「音楽物語・ぞうのババール」は95年より日本各地で10公演行われ,チケット連続完売記録を更新した.福井,盛岡,新潟などの「アートプロデューサー養成講座」では講師を務めるなど,幅広く活躍している.日本オルガニスト協会会員.

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